チコちゃんの中の人は誰?着ぐるみの仕組みや動きはスーツアクター?

「ボーっと生きてんじゃねえよ!」のセリフで人気のバラエティ番組「チコちゃんに叱られる」。

5才児のチコちゃんは、CGや気ぐるみなどで製作されたのはわかりますがどのような仕組みなのでしょうか。

この記事では、チコちゃんの中の人や仕組みについて紹介します。



チコちゃんの声は木村祐一(キム兄)

チコちゃんのあの独特の声は、ボイスチェンジャーを使用したお笑いタレントの木村祐一さんが演じています。

NHKの公式でも公表されており、番組の最後に「チコちゃん(木村祐一)」という表示も出てきます。

番組のセリフについては、ベースとなる台本があるものの8割以上が木村祐一さんのアドリブで語られています。

kaze

8割アドリブってすごいですよね

ちなみに、番組も人気になってきてことで「チコっとボイスチェンジャー」という商品も発売されています。

5才児のチコちゃんは、CGや気ぐるみなどで製作されたのはわかりますがどのような仕組みなのでしょうか。

番組を見ていると、体の動きと声のシンクロがすごいため「着ぐるみの中身も木村祐一さんなの?」と思われ方もいるのではないでしょうか?

実は、チコちゃんってCGを合成する技術と着ぐるみと声と担当が分かれて製作されています。



チコちゃんの着ぐるみの中の人は誰?

チコちゃんのなめらかな動きは、木村祐一さんが演じているのではなく着ぐるみの人が別で存在します。

このことについては、CG・映像の専門誌「CGWORLD」で以前掲載されていました。

「CGと着ぐるみの融合でクルクルと表情を変える5歳児キャラクター チコちゃんに叱られる!」の記事を掲載した。電子版は無料の閲覧が可能。記事の一部を引用させていただく。

「番組収録時のチコちゃんは着ぐるみで、木村祐一さんの声(ボイスチェンジャーで声音を変えている)に合わせて動き回ります。その様子を6台のカメラで収録し、45分番組として編集された映像を受けとった後、チコちゃんの頭部をCGに置き換えています」

引用元:https://www.dailyshincho.jp/

また、番組のエンディングでは「操演 ちょこグループ」という会社の名前が表示されていました。

調べてみると「有限会社 CHOKO.group」というのは、着ぐるみ人形劇の上演・アクターの育成・オリジナルイベントショーの企画・製作をする会社であることがわかりました。

テレビ出演歴には、「チコちゃんにしかられる」が掲載されています。

kaze

チコちゃんの中の人はその道のプロの人が演じているんだ

確かに、1時間番組できぐるみの中にずっといるのも熱くて動きづらいわけですし、プロでなければ務まらないですよね。

このお仕事は、スーツアクターという名前のお仕事で、特撮ヒーローや映画などで着ぐるみやスーツの中に入り演技を行います。

1日に5キロも痩せるほど汗をかき、視界の無いマスクなどをかぶりながら細かな演技を表現するため高度が演技技術が要求されるすごいお仕事です。

チコちゃんのスーツアクターのエピソードについては、講談師の神田松之丞(かんだまつのじょう)さんが番組へ出演された後に以下のようなことを語っていました。

松之丞によると、チコちゃんのアクターさんを休ませるため、収録の際には1時間に1回ほど「チコちゃん用の休憩タイム」があるという。スタジオの隅には、チコちゃんのためのソファが常設してあるといい、休憩になるとアクターさんがチコちゃんのヘッドをはずし「あ~つかれた~」と横になり体力を回復させるというのだ。

引用元:https://mnsatlas.com

つまり、チコちゃんの中の人も1時間の収録で相当な体力を使っているということですね。

こちらの動画を見ても、全身を使ってかなり動き回っているのがわかります。

 

タレントさんのように顔出ししているわけではないのに、番組の製作のために体を張っているということでしょうね。

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まとめ

今回は、チコちゃんの中の人について書いてみました。

チコちゃんは、CG、声優、着ぐるみとさまざまな技術で作られていることがわかりましたね。

また、着ぐるみの中の人はプロのスーツアクターであることもわかりましたね。

チコちゃんの動きに注目して見ると、「中の人すごいなあ」という見え方になるかもしれませんね。