泣けるアニメとして話題になっている「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。
主人公のヴァイオレットは、両手が義手という設定なんですよね。
外伝から見た方であれば「どうして両腕が義手なの?」と思われる方もいらっしゃると思います。
この記事では、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の主人公の両腕が義手の理由について紹介します。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】義手になった理由

主人公のヴァイオレットは、自動手記人形と呼ばれる代筆屋をされています。
彼女は、両腕が義手にも関わらず、自動手記人形育成学校の中ではタイピング速度やミスがないなどかなり優秀な成績を収めています。
かなり義手を使いこなしているため、「生まれつき両腕がないの?」と思われるかもしらませんが、大戦で両腕を失ったため義手となりました。
そもそも彼女は、幼い頃にディートフリートという人物から「大戦で戦う武器」として教育されていました。
言葉も名前も無い彼女は、「心のない道具」としてディートの弟にあたるギルベルト・ブーゲンビリアに引き取られていきます。
その際に、近くに咲いていた紫色の花を見て「ヴァイオレット」と名付けられました。

ヴァイオレットは、最後の作戦で上官のギルベルトを大戦中に庇う形で両腕に負傷を追ってしまい、両腕を失ってしまいます。
ギルベルトも負傷を追ってしまい、なんとか助けようと試みるも次第に意識は途切れて、気づけば病院のベッドの上にいました。
その際に、彼女は失った両腕が義手になっていることに気づきました。
そのような経緯があってヴァイオレットは義手になります。
【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】義手の設定について

ヴァイオレットの両腕の義手については、全4巻となっているBlu-rayの特典に載せてあるようで、第4巻と公式設定集の中に細かな設定が載せてあるようです。
人間の筋肉の代わりに複雑な細工がされていることがわかりますね。

現実世界では、「能動義手(のうどうぎしゅ)」「筋電義手(きんでんぎしゅ)」と呼ばれるハーネスによって操作する義手が存在します。
能動義手:体の動きでケーブルを操作して、肘を閉じたり開けたりすることができる義手
筋電義手:脳の命令により筋肉を収縮させる微弱な電流を感知し、モーターを動かして操作する義手
おそらく、ヴァイオレット・エヴァーガーデンの世界でいうところの義手は現代の筋電義手がモデルとなっているのかもしれないですね。