2022年1月から放送が開始される成田凌さんが主演のドラマ「逃亡医F」。
この作品には、パクリではないか?と噂されている作品があるようでネットニュースでも話題になっていました。
実は、過去に公開された映画やドラマなどに似たような設定の作品があったようです。
この記事では、ドラマ「逃亡医F」がパクリと言われる理由について紹介します。
【逃亡医F】パクリと言われる理由
2022年1月スタートのドラマ「逃亡医F」に関しては、放送前からパクリだという声があがっていました。
ネットニュースにも取り上げられており指摘されているようです。
ネット上からは『完全にパクリ』『リメイクじゃないの…?』『ストーリーそのままじゃん』という声が集まっています
引用元:niftyニュース
ちなみに、逃亡医Fに関しては、漫画が原作となっておりドラマ自体も原作を元に制作されているようです。
こちらが、逃亡医Fの原作になります。
原作に関しては、こちらの[マンガ図書館Z]で無料で読むことができます。
2007年から2008年まで、漫画雑誌「プレイコミック」で連載されていた伊月慶悟(原作)・佐藤マコト(作画)の作品【逃亡医F(全3巻)】になりますね。
ざっくりとしたあらすじを設定を見ていくと
成田凌さん演じる天才外科医・藤木が同僚で恋人の八神妙子(桜庭ななみ)を殺害したという無実の罪を着せられてしまう。
藤木は警察から追われる身となってしまい、偽名を使いながら逃亡をする。
医者であることをばれないようにしながら、移動するが移動する先に次々と手術が必要なけが人と遭遇してしまう。
逃亡の最中ではあるが、藤木には「医手一律」という”どんな状況でも人を救う”精神を守り、医療器具がない現場で、身近にある道具を使って人を助けていく。
このようなストーリーとなっています。
実は、このストーリーに関しては過去に公開・放送されていた作品の中に設定が酷似しているものが存在するとウワサになっていました。
では、ドラマ「逃亡医F」と酷似している作品とは一体なんなのかというと。
【逃亡医F】設定が同じ3つの作品を紹介
逃亡医Fと設定が似ているとウワサになっていた作品に関しては、こちらの3作品になります。
映画「ハリソン・フォード逃亡者(1993年)」
ドラマ「逃亡者(2020年)」
マンガ「MONSTER(1994年~2001年)」
それぞれ、年代的に言えば1作品を除き、原作「逃亡医F」よりも前の作品であることがわかります。
確かに、どれも逃亡するストーリーなのですがどれほど似ているのか、それぞれのストーリー・設定について見ていきましょう。
似ている作品1:映画「逃亡者(1993年)」
まず1つ目の作品は、1993年にハリソン・フォードが主演の映画「ハリソン・フォード逃亡者」になります。
この作品は、妻殺しの罪を着せられた医者のリチャード・キンブルが警察に追われながら真犯人を見つけ出すという作品になります。
キンブルは逃亡の末、同僚のチャールズのサポートもあり「片腕が義手の男」であることを手がかりに逃亡しながら犯人を探していくストーリー。
逃亡者である:同じ
愛する人を殺される:同じ
主人公が医者:同じ
医療行為をする:同じ(序盤に医療行為あり)
ストーリーと設定を見た感じですと、医者が逃亡しながら犯人を探すというのは同じですよね。
似ている作品2:ドラマ「逃亡者(2020年)」
2つ目の作品は、渡辺謙さんが主演で2020年12月に放送された2夜連続ドラマ「逃亡者」になります。
こちらの作品に関しては、先程紹介したハリソン・フォードの逃亡者の日本版の作品になります。
この作品のストーリーも同じで、エリート外科医が妻殺しの罪を着せられて逃亡するという内容です。
犯人の手がかりえある「義手の男」を探すという点もハリソン・フォードの逃亡者と同じ展開になりますね。
現代版にリメークされているため、ドローン防犯カメラの顔認証などのハイテク技術も取り入れられていました。
逃亡者である:同じ
愛する人を殺される:同じ
主人公が医者:同じ
医療行為をする:違う
実のところ「逃亡者」に関しては、シリーズ化されている作品でハリソン・フォードと渡辺謙さん以外の作品の放送・公開されています。
1963年~1967年:逃亡者(アメリカTVシリーズ)
1993年:逃亡者(ハリソン・フォード版)
2000年:新・逃亡者(アメリカのTVドラマ)
2020年:逃亡者(渡辺謙主演)
ですので厳密にいうと、似ている作品というのはたくさん存在するわけです。
実はシリーズ化されていない作品の中でもドラマ「逃亡医F」と似ている作品も存在していました。
似ている作品3:漫画「MONSTER」
3つ目の作品は、ビッグコミックで1994年~2001年まで連載されていた漫画「MONSTER(全18巻)」という作品になります。(2004年にアニメ化)
この作品に関しても、天才外科医が殺人犯の疑いをかけら逃走するというストーリーになっています。
ざっくりとストーリーを紹介すると、
天才外科医の天馬賢三(てんまけんぞう)が頭部を銃で撃たれた少年ヨハンを手術で救うところから始まります。
天馬はヨハンの手術を執刀し、命を救うのですが、どうやらヨハンは旧東ドイツの殺人鬼であることが判明します。
そんな中で、外科部長の殺害事件が発生しヨハンも失踪していました。
「殺人鬼を蘇らせてしまった」と嘆く天馬は、ヨハンを射殺するために動くのですが同時に天馬の周りで起きる変死が原因で、天馬の方に殺人の疑いを掛けられてしまいます。
天馬はドイツ国内を逃亡しながらヨハンを追跡していいくという話です。
ストーリーを読んでいく感じからも、逃亡する犯人を追っていく医者という点でいけばMONSTERも大まかなストーリーは同じかもしれませんね。
逃亡者である:同じ
愛する人を殺される:違う
主人公が医者:同じ
医療行為をする:同じ(逃走中に医療行為あり)
まとめ:逃亡医Fのパクリの真相
「逃亡医F」も確かに似ている作品があるということがわかりました。
しかし、細かく言うと医療行為を行いながらの逃走という点では他の作品とは違うように思いました。
映画「逃亡者」をベースにした作品ではありますが、役者やストーリーが違うと別の作品のようにも思えるのでパクリという印象は人それぞれかもしれませんね。
ハリソンフォードが主演の海外映画版の逃亡者も最初の方で医療行為をしているはずです。
日本版は少し記憶にありませんが、モンスターは逃亡中に医療行為がありました。
海外映画版の元ネタといか原作になる海外ドラマ版も医療行為がありましたよ。
そういう意味では映画版逃亡者も逃亡医Fもモンスターもドラマ版逃亡者の影響を強く受けていると思います。
そして共通して全部面白かったですよ
コメントありがとうございます。
確かに、ハリソン・フォードの逃亡者は63年のリメイクですよね!
60代の外科医です。
1963年から放送されたアメリカドラマの逃亡者は再放送ですがドキドキしながら見ていました。妻殺しの汚名を着せられたリチャード・キンブルが逃げながら真犯人を探していく。その先々で病人やけが人と遭遇し、適切な診断と処置で治療して立ち去る。それの繰り返しです。4年の放送で120回にわたって逃げ回りながらかかわった人たちに医療行為を通じて信じてもらう、そういうドラマでした。それを見守ってきた私としては今回の逃亡医fは・・・ずばりパクリでしょう。ドラマの制作者は純粋に原作漫画に忠実に制作しているのかもしれません。だとしたら原作漫画がパクリでしょう。やはり1963年のアメリカドラマを引き合いに出さないと評価できませんよ。ハリソンフォードの映画は1963年版ドラマの映画化だし、渡辺謙さんのドラマはハリソンの映画のリメークです。
タイトルからして1963年版のドラマを現代日本に置き換えた作品だと思ってました。
なのでパクリだとは思わなかったものの、ドラマの内容はレベルが低すぎ。