2022年も世界バレーが開幕して視聴されている方もいらっしゃると思います。

例年のバレーボールの試合と比べて、「会場の照明が暗いなあ」と気づかれた方もいらっしゃると思います。

この記事では、世界バレーの会場の照明が暗くなった理由についてまとめてみました。



【世界バレー】会場の照明が「暗くなった」のはいつから?

2022年9月から開幕した世界バレーの試合を見ると「照明が暗い」「会場全体が暗い」といった感想を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

上記の写真のように、客席が真っ暗で驚かれた方もいらっしゃると思います。

光っているのはスポンサーロゴと天井からの照明だけであることがわかると思います。

ちなみに、例年の世界バレーの会場についてはこのような照明となっていました。

こうして比較してみるとわかるのですが、客席も明るく会場全体が明るいというのが印象的ですよね。

調べてみると、会場が暗い演出になり始めたのが2021年の「ネーションズリーグ2021」からであることがわかりました。

おそらく2021年から暗い場所でプレーするのが主流になっていったということなのでしょうね。

では、なぜ会場を暗くするようになったのか理由も紹介します。



【世界バレー】会場の照明が暗くなった理由

残念ながら、暗くなった理由については公式サイトやSNSなどのルールブックなども見たのですが記載されている内容を見つけることができませんでした。

唯一確認できたのがこちらのツイート先(海外)に記載されていた内容になります。

サッカー スタジアムが 3 つのバレーボール コートに分割され、照明のない観覧席 – 両方の共同主催者がオープニングに成功

該当箇所を翻訳してみたのですが、照明を暗くした理由に関しての記載はありませんでした。

暗くした理由に関しては、スポーツ特有の理由が3つほどあると思います。

ここからは、照明を暗くした理由について私なりの考えを

会場が暗くなった理由1:プレーの妨害を防ぐため

会場の照明が暗くなった理由の1つは、プレー中の妨害を防ぐためではないかと思います。

バレーボールのV.LEAGUEのルールブックには、このような記載があります。

・撮影マナーを守ってください

試合中のフラッシュ撮影、また自席を離れた場所での撮影は禁止されています。
個人での利用を目的とした場合に限り、試合中の写真撮影や動画撮影を認めます。

・試合運営の妨げにならないようご協力をお願いします

光線等を使用した試合妨害行為

引用元:VLEAGUE

例年、カメラのフラッシュなどでプレーを妨害したり、SNSに無断でアップロードなどが問題視されていました。

会場でもプラカードで注意喚起は促されていたものの、プレー中にフラッシュなどで妨害する方もいらっしゃったことがありました。

強い光などでボールを見失ったり、転倒や選手との衝突などのリスクを高めてしまうんですよね。

もし、会場が暗かったら特定することが簡単になったり、そもそも会場全体を暗くすることでボールが見やすいというメリットがあるからだと思います。

会場が暗くなった理由2:暑さ対策

2つ目の理由は、会場内の暑さ対策です。

バレーボールと言えば、激しいスポーツの1つのためかなり額に汗しながらプレーする印象がありますよね。

ほとんどの場合、冷房が完備されている会場で行われることがほとんどだとは思いますが、ここ数年のコロナウイルスの拡散によって冷房ではなく換気の方が重要視されていますよね。

体育館内は、プレー中だと37℃にも上がる場所もあるようで厳しい暑さで熱中症のリスクも高めてしまう状況のようです。

照明を落とすことで体感温度が1、2℃下がると言われているということから、照明を暗くしているのかもしれませんね。

会場が暗くなった理由3:照明の演出でクレームがあった

引用元:https://newswitch.jp/

3つ目の理由は、過去に照明演出でクレームがあったからです。

こちらの写真は、2019に行われた「ヴィクトリーナ姫路」の照明演出になります。

ハロゲンランプや発光ダイオードライトなどで、かなり高い評判がありました。

動画で見てみるとかなりきらびやかで素敵ですよね。

ところが、一方でこんな意見もあったようです。

照明演出はプレー中は止めて欲しい

サーブ前後に照明があるのは辞めてほしいなあ

タイム中とかDZのせいで何言っているのかわかない

プレイ中に照明演出があったのかはわからないのですが、たしかにプレーの妨げにはなっていたのかもしれません。

そういう過去の経緯があって、今回からは暗くしてみようということになったのかもしれません。

ただ、真っ暗にすることでサーブがしずらかったりコートだけが明るいのは選手の目にも悪いかもしれませんし、今後見直されていくのではないでしょうか。