人気漫画「スパイファミリー」の中で、アーニャが星(ステラ)を獲得したご褒美として、フォージャー家の一員になることになった犬のボンド。
アーニャよりも大きい犬ということで、『何っていう種類の犬なんだろう』と思った方も多いかもしれません。
この記事では、スパイファミリーに出てくる犬(ボンド)の犬種についてまとめてみました。
【スパイファミリー】ボンドの犬種は何?

結論から言うと、ボンドの犬種は「グレートピレニーズ」になります。
正確に言うと、作者はグレートピレニーズを見て描いたと話しているのであくまでも参考にしただけのようですよ。
このグレートピレニーズなんですが、フランスピレネー山脈に存在する種類の犬で、成長すると50kg~60kgくらいに成長する大型犬なんですよね。
特徴としては、寿命が10年~12年で、警戒心が強く、頭がいいことから番犬や牧羊犬として活躍されていたようです。
スパイファミリーのボンドも大きいのに、警戒心が強くて、頭がいい(未来予知できる)という点は一致しますね。
実は、スパイファミリー以外の作品でもこの犬種が出ている作品があって、1980年代に放送されていたアニメ「名犬ジョリィ」という作品でも登場しています。
この作品の中でも主人公の男の子が乗れるくらいの大きさで人懐っこい感じで描かれています。
ほとんど、ボンドと同じような感じで描かれていることがわかりますね。
【スパイファミリー】ボンドのアニメ・原作の初登場はいつ?
ボンドがフォージャー家の前に姿を現すのは、単行本3巻の17話からです。
また、アニメでは第13話(2クール1話)から登場されていますね。
ボンドは、プロジェクト「アップル」と呼ばれる特殊能力改造計画の元に生み出された被検体の生き残りになります。
ただプロジェクトは中止となり、闇に出回って最終的にテロリスト集団に”爆弾犬”として利用されてしまうんですよね。
特殊能力の”未来予知“に関しては、プロジェクトの被検体時代に身に着けた特殊能力だったということになります。
ボンドという名前に関しては、アーニャが好きなアニメ「スパイウォーズ」の主人公のボンドマンに似ているということから名付けられました。
大きくて丸っこくてかわいい印象のボンドなんですが、実は原作段階ではいろんな原作案があったそうです。
【スパイファミリー】ボンドの原作案は「やる気のない犬」

今では、かわいらしいボンドなんですが初期設定としてはいくつか原作案があったことがわかりました。
このことに関しては、単行本4巻の裏表紙に描かれているのですが、『やる気のない犬』ということがコンセプトだったことが説明されています。
鼻水を垂らしてげっそりした犬
きつねみたいな見た目の犬
アザラシ風の犬
など、今ではそうならなくてよかったと思えるデザインが多かったように思えます。
この表紙にも作者も犬種に関しては、「グレートピレニーズを見ながら描いた」ということも書かれていますね。
名前に関しても“ボンド”ではなく、”ぴーなつ”という名前になっていたかもしれないことについても触れられていました。
このことに関しては、スヌーピーが登場する漫画「PEANUTS(ピーナッツ)」から来てているそうですよ。
【スパイファミリー】ボンドは実はスリムでしなしな

普段は丸っこくてふわふわした見た目のボンドなんですが、実は水に濡れると、しなしなのほっそりした見た目になってしまいます。
このことに関しては、単行本9巻の58話で描かれています。
決して太っている犬ということではないことがわかりますし、結構早い速度で走り回れるのも細身の体だったからであることがわかりますね。
ちなみに、ボンドの世話はヨルさんが見ているようでシャンプーをしているヨルさんしか知らないという設定であることがわかりました。