2023年2月6日にトルコ南東部で発生した大地震。
トルコも日本と同様に地震大国であるのですが、建物の倒壊がひどいことに驚かれた方もいらっしゃると思います。
どうして、地震が多いのに耐久性が弱いのかというと素材が関係していることがわかりました。
この記事では、トルコの建物の耐久性が弱い理由について紹介します。
トルコは日本と同じく地震が多い地域
2023年2月6日に発生したトルコの大地震。
マグニチュード7.5という大規模な地震により、7800人もの方が亡くなったことが話題になっていました。
当時の映像もメディアでも報じられて話題になっていましたが、かなり倒壊していて驚かれた方もいらっしゃると思います。
トルコについては、日本と同様に地震大国になります。
上記の通り、複数のプレートが重なり合っているため、地震が発生しやすいと言われています。
1999年8月17日にも”イズミット地震”トルコの北西部でマグニチュード7クラスの大地震がありました。
37秒もの揺れで1万7000人もの方が亡くなったそうです。
その教訓もあるはずなのですが、トルコの建築資材は中空レンガと呼ばれるもので作られているようです。
【トルコ】建物の耐震性が弱い理由
トルコの建物の多くは、上記の中空レンガと呼ばれる素材が使われています。
レンガ積みということで、モルタルなどでつなぎ合わせているだけなので揺れなどにはかなり弱いです。
現在は、鉄筋を入れた上でレンガ積みをする物件もあるそうなのですが、コスト面の関係で未だにレンガ積みの建物が多いようです。
1999年の地震を経て、2004年から新築する建物の耐震基準が変更となり義務化されたのですが、
2004年よりも前に建てられた建物に関しては、手つかずのままだったのでしょう。
2022年に国の調査によって明らかになったのですが、トルコの建物で基準に満たされていない建物は670万棟もあるようです。
政府は22年時点で、基準を満たさない建物が全国に670万棟あるとしていた。
引用元:日本経済新聞
また、レンガ構造の建物以外にも老朽化によって倒壊した可能性もあるようなので、建物のメンテナンスの点が今後の課題になってくるはずです。
【動画】トルコ大地震の動画まとめ
トルコ大地震②#トルコ大地震 pic.twitter.com/vMPrMDwOFw
— 九龍 (@kwoloon369) February 6, 2023
Şanlıurfa Bahçelievler’de #deprem sonrası bir bina yeni yıkıldı. pic.twitter.com/OauLsBx2Lr
— gdh (@gundemedairhs) February 6, 2023
昨日トルコで午前10時にM7.8の大地震
午後7時にM7.7の大地震コロナ渦で無ければ間違いなく滞在していたと思われるトルコでの大地震
南海トラフもそうですが、明日は我が身
大地震の時は2回大地震が起きるっていうのがセオリーらしいので、皆さんその時はしっかり備えて。#トルコ大地震#南海トラフ pic.twitter.com/iEIW4RAErV— ノマド太郎@28歳の働き方改革 (@nomadoworker111) February 7, 2023
こうしてみると、一気に崩れていっているのがわかります。
一見頑丈そうな建物でもレンガ積みだと危険であることがわかります。