2023年3月9日から開幕したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。

大谷翔平さんや村上宗隆さんなど有力選手に注目が集まる中、カージナルスのラーズ・ヌートバー選手にも注目が集まっています。

一見、「日本代表なのに外国人選手がいるのはなぜ?」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、ラーズヌートバー選手がWBCの日本代表になった経緯について紹介します。



【WBC】ヌートバー選手はどんな人?国籍はアメリカ

名前:ラーズ・テイラー・タツジ・ヌートバー

生年月日:1997年9月8日

ポジション:外野手

出身:カリフォルニア州ロサンゼルス郡エルセグンド

侍ジャパン日本代表の1番を任されているヌートバー選手。

メジャーリーガーで、セントルイス・カージナルスに所属しているプロ野球選手になります。

チームの中では、エネルギッシュで全力でプレイするスタイルやムードメーカーとしても人気が高い選手なんでえすよね。

兄弟は3人で兄と姉がいらっしゃる5人家族

父:チャーリー・ヌートバー

母:久美子

兄:ナイジェル・ヌートバー(4つ上)

姉:ニコル:ヌートバー(3つ上)

父がオランダ系アメリカ人、母が日本人ということで日系のアメリカ人ハーフということになります。

一見、ハーフということを踏まえると日本代表になれるのか微妙なところだと思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。



【WBC】国籍ルール・出場資格

ヌートバー選手が日本代表になれたのは、WBCの国籍ルールを満たしているからでした。

WBCの国籍ルールには以下の7つのうちどれかを満たしていれば、その国でプレイすることが可能になります。

WBCの国籍ルール
  1. 当該国の国籍を持っている
  2. 当該国の永住資格を持っている
  3. 当該国で出生している
  4. 親のどちらかが当該国の国籍を持っている
  5. 親のどちらかが当該国で出生している
  6. 当該国の国籍またはパスポートの取得資格がある
  7. 過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録されたことがある

ヌートバー選手の場合は、4つ目にある「親のどちらかが当該国の国籍を持っている」という点で日本代表として出場することができています。

SNSの人

意外と国籍ルールってゆるいのね



【WBC】ヌートバーが日本代表になった理由と経緯

実は、ヌートバー選手の侍ジャパン入りを後押ししたのは、大谷翔平選手の専属通訳として知られる水原一平さんだと言われています。

どうやら二人の間で、SNSのダイレクトメール(DM)のやりとりがあったようでそこで「WBCに興味があるか?」と聞かれて即答で「OK」を出したということから日本代表に選ばれたのだとか。

DMをもらったのが、2022年12月14日の父・チャーリーさんの誕生日だったそうです。

即答てで「やりたい」と話して、その後カージナルスの承認を得た後に出場資格を調査した結果OKとなり、すんなりと話は進んだのだとか。

そのため、WBC日本代表のベンチには水原さんの姿も確認されています。

ヌートバー選手の通訳としてだけでなく、栗山監督が選手交代をしたり、抗議を行うためにベンチ入りしているのだそうです。



【WBC】ヌートバーは日本代表が夢だった

ヌートバー選手は、実は幼い頃からも注目されていた選手で過去のインタビューで「日本代表として戦いたい」ということをはなしていました。

母が日本人ということで、日本のことを母国と話していました。

ちなみに好きな日本食は、母の作る餃子なのだとか。

それから、ヌートバー家はホストファミリーとしても日本人を受け入れていたことがあったんですよね。

なんと、斎藤佑樹選手や田中将大選手なども受け入れていたことがあったのだとか。

こちらの写真は、ヌートバー選手が8歳の頃で17年前の写真になりますね。

斎藤選手のことに関しては「レジェンドで小さい頃の僕のアイドル」と尊敬していた選手の1人だったそうでよ。