
2023年4月9日に放送の「バナナマンのせっかくグルメ!!」
実は鈴木亮平さんと中条あやみさんが味噌煮込みうどんを食べるシーンについては、「諸事情」によりカットとなっていました。
どうしてカットとなったのか気になった方もいらっしゃるかと思います。
この問題に関わっているとされるのがGi(地理的表示)問題。
この記事では、せっかくグルメの食事シーンがカットされた「諸事情」の理由について紹介します。
【せっかくグルメ】『諸事情』で食事シーンカットの経緯
2023年4月9日に放送された「バナナマンのせっかくグルメ」で、食事のシーンが一部カットとなり話題になっていました。
ことの経緯について説明すると以下の通りです。
俳優の鈴木亮平さんと中条あやみさんがゲストとして出演し、愛知県岡崎市に訪れました。
地元の方からの聞き込みで、食べるモノのオススメを聞いたところ
『岡崎といったら味噌煮込み』
ということから味噌煮込みうどんを食べに行くことに。
取材許可もおりて2人は実際に食べに行くことになったのですが放送で『諸事情により音声のみ』というテロップが出され音声のみの放送となりました。
では撮影交渉が成功したのにも関わらず、放送できなくなってしまった「諸事情」とは一体なんなのでしょうか?
【せっかくグルメ】放送カットの『諸事情』とは?八丁味噌のGI問題
まず始めに岡崎市の八丁味噌なんですが、2つの老舗メーカー【まるや、カクキュー】が作っています。
どちらの味噌のパッケージにも『八丁味噌』と表記されていることがわかりますね。
約400年に渡って2つのメーカーさんに、衝撃が走ったのが2017年12月15日のことでした。
この時に起きたのがGi(地理的表示)保護制度問題です。
その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度。
この制度は、農林水産省のホームページで確認できるのですが、「八丁味噌」が登録されてしまっているんですよね。
実際のホームページのスクリーンショットしたものがこちらになります。
平成29年(2017年)12月15日に「八丁味噌」がGI登録されていました。
この問題は、登録されてしまったことではなく、中身の内容にありました。
登録されたのは、熟成期間や仕込み方法など、製法の点でも明らかに伝統的な八丁味噌とは異なるものだったからだ。
引用元:KOKOCARA
登録されている内容が、2つのメーカーの製法と異なるということです。
つまり、製法が異なるため大手老舗のメーカー2社ともに「八丁味噌」名乗れなくなり、製法が異なる味噌が「八丁味噌」を名乗ることになる
という制度とは本末転倒な自体になっているんですよね。
この問題は現在も進行中ということもあって、「八丁味噌」の表記には制限が掛かるということがわかります。
実はせっかくグルメで訪れたお店が大手メーカーの味噌を使用している可能性があることもわかりました。
【せっかくグルメ】『諸事情』でカットされたお店はどこ?
鈴木亮平さんと中条あやみさんが訪れたお店についても調べてみました。
音声だけの放送だったのですが、上記の写真はおそらく二人が食べた味噌煮込みうどんではないかと思います。
こちらのうどんについてどこのお店なのか調べてみたところ、「みづこし」さんというお店ではないかと言われています。
番組で映っていたうどんがどうやら、みづこしさんのスペシャル煮込みという商品ではとウワサになっていたからでした。
ちなみに、みづこしさんではまるやさんの八丁味噌を使用しているそうです。
つまり、Gi問題で関わっている大手メーカーさんですよね。
つまり、バラエティ番組「せっかくグルメ」で味噌煮込みうどんが放送できなかったのは八丁味噌のGi問題の影響からだったのではないかといえますね。
ですが、江戸時代から続いている老舗の2メーカーが「八丁味噌」と名乗れないのは信じられないですし、もしこのことで今後もテレビで放送できなくなったらかわいそうですし早く解決してほしいですね。