人気バラエティ番組「はじめてのおつかい」では、お子さんのおつかいの様子を多くのスタッフが見守りながら安全に撮影されています。
ところが、「はじめてのおつかい」について調べてみると「事故死」ということがあったのではないかと噂が出ていますね。
安全が確保されている番組なのに、そんなことがあったのか気になる方も多いと思います。
この記事では、はじめてのおつかいの事故死とは一体どういうことなのかについて紹介します。
はじめてのおつかいの事故死って本当?
結論から言うと、バラエティ番組「はじめてのおつかい」での事故死はありません。
真相は、2001年12月12日に起きた東本友紀ちゃんという当時6才の子のひき逃げ事件で、初めて1人でおつかいをさせた時に発生したこと事故が関係しています。
当時の新聞記事がこちらになります。
そして、この事故の内容は、以下のとおりです。
平成13年12月13日、午後4時50分頃、奈良県北葛城郡広陵町馬見中4丁目交差点で、青信号で自転車に乗って横断歩道を横断していた東元友紀さんが、左折してきたトラックにはねられ即死した。
トラックはそのまま自転車を引きずり、絡まった自転車を投げ捨て逃走。
トラックの大きさは2~10トンだと言われている。
Wikihouse
2001年12月13日午後5時(天気は雨)に、おじいちゃんの手作りの自転車で買い物に行く際に交差点でトラックにはねられてしまった事故があったことが当時注目されていました。
状況から考えてもトラック運転手の過失が大きかったのが伺えますね。
この事故に対して両親は犯人逮捕の有力情報を募るため、学資保険として積み立ててきたお金を300万円の懸賞金として充てることにしました。
ただし、この事故は未解決のまま時効を迎えることになりました。
はじめてのおつかいの事故死は時効で未解決
事故から5年後の2006年12月13日で、この事件は犯人が名乗り出なかったことから時効が成立しました。
当時の業務上過失致死傷罪(211条)では、時効が5年であったため未解決のままとなっていました。
※2010年の公訴時効期間の法改正で、時効が5年から10年に延長されています。
東本友紀ちゃんは当時、兄弟がもうひとり増えるということで「もうお姉ちゃんだから1人で買い物できる!」と言って自転車で買い物にでかけたのだそうです。
事故の背景には、トラックの不注意があったのは間違いないものの両親としては1人で行かせてしまったことを悔やまれているのだと思います。
自分からやりたいっていうことを尊重し「自立させたい」という思いもあっただろうし、「交通事故とか変質者とか出たらどうしよう」という不安もあったのだと思います。
両親は、「一生涯かけて探し続ける」と語っているため、時効後も犯人を探しているのだそうです。
まとめ:はじめておつかいの事故
バラエティ番組「はじめておつかい」では事故死はありませんでした。
2001年に発生した事件が真相だったことがわかりましたが、時効を迎えてしまったことがわかりましたね。
未だに犯人は逃げていることを考えると腸が煮えくり返る思いだと思います。
事件から約20年が経過してしまったものの、犯人が見つかることを願いたいものですね。
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