米プロバスケット協会(NBA)では、試合中に着用してはいけないアイテムというのがいくつか存在します。
シューズやはちまき、ナイキ以外のロゴなどさまざま規制があるのですが、サッカー選手などもしているフェイスマスクも一部禁止されているんですよね。
この記事では、NBA(バスケ)でフェイスマスクが禁止されている理由や罰金についてまとめてみました。
【NBA】フェイスマスクが禁止されている理由
※写真:レブロン・ジェイムズ選手
結論から言うとNBAでは、フェイスマスク自体は禁止されていません。
怪我などの保護のために透明な保護マスクは使用できるのですが、レブロン選手のような黒い色のマスクは禁止となっています。
禁止のきっかけとなったのが、2014年2月27日にレブロン選手は、鼻骨骨折のため上記の保護マスクを着用されていた時でした。
当時は、ダークヒーローのバットマンのようだと話題になったのですが、マスク着用時にすごいプレーを見せてしまったからのようです。
具体的には、5試合連続で30得点も挙げる異例のプレーを見せてしまい「これはマスクの影響では?」ということが指摘されたからでした。
レブロン選手は、見た目もかっこいいということでその後の試合でも着用をしようと考えていたようですがNBA側から指摘されてしまって黒マスクが禁止となっています。
禁止の理由は、透明なマスクと比較して相手の目線が見えづらいというアドバンテージや見た目が悪いということでスポンサーからの指摘があったからのようです。
【NBA】フェイスマスクを使用した選手
左:コービー・ブライアント
右:カイリー・アービング
先程紹介したレブロン選手の他にも、フェイスマスクを使用する選手は何人かいらっしゃいました。
- 2017年に顔面骨折をしたカイリー・アービング選手
- 2012年に鼻の骨折でコービー・ブライアント選手
- 2023年に鼻骨骨折で八村塁選手
など着用されている選手は多いんですよね。
2014年以降は黒マスクではなく透明なマスク着用と指摘を受けているのですが、それでも着用する場合は罰金を支払うことで使用することができるようです。
【NBA】フェイスマスクの罰金の金額は?
NBAで黒マスクの罰金の金額に関しては、日本円にして150万円のようです。
おそらく、罰金の金額はその試合ごとに変わってくるのかと思いますが、2021年にロバート・コビントン選手がマスクを使用された際にこのような投稿を見つけることができました。
レブロンが水曜のペイサーズ戦で品位のないジェスチャーをしたとして約150万円の罰金を課せられた。
— NBAレポーター (@NBA_Reporterjp) November 27, 2021
ブレイザースのロバート・コヴィントンも水曜にフェイスマスクを審判に投げて約150万円の罰金を課せられた。https://t.co/L07iAtbtYj
この記事を抜粋したものが以下のとおりです。
当時の金額で1万5000ドルを支払ったとなっていました。
Also Friday, the NBA fined Portland’s Robert Covington $15,000 for throwing his face mask at a referee Wednesday.
※翻訳
また金曜日、NBAは水曜に審判にマスクを投げつけたポートランドのロバート・コビントンに1万5000ドルの罰金を科した。
NBA.com
ですので、罰金さえ払ってしまえば透明マスクではなく黒マスクでプレーはできるような感じで完全に禁止ということではないことがわかりますね。
実際、2023年12月の試合で八村塁選手の黒マスクも話題になっていました。
【NBA】八村塁のフェイスマスクも話題に
八村塁選手は、2023年12月6日に行われたレイカーズVSサンズ戦で黒マスクを着用して話題になりました。
八村塁選手の場合は、11月の試合で鼻骨骨折を負ってしまったためマスクを着用されています。
おそらく、八村塁選手も罰金を支払ってプレーしているはずですがいくら払ったなどの報道はありません。
実は、数日前の練習風景の動画も見つけることができたのですが、12月3日の練習時は透明なマスクを着用されていました。
ついに復活!マスクルイ🎭#八村塁#LakeShow
— NostaljyA -Basketball info. (@NostaljyA_) December 3, 2023
pic.twitter.com/4HPLHb7sL8
試合になって黒マスクにされたのは、もしかすると師匠であるジェームズレブロン選手からの影響なのかもしれません。
師匠をリスペクトする気持ちがあったため、罰金をしてでも黒マスクにこだわったのかもしれませんね。
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