主に相撲取りやプロレスラーなど、体格が大きい方が亡くなった場合
火葬や葬儀、棺桶のサイズはどうなるのか疑問に思うことは多々あるかと思います。
この記事では、体格が大きい相撲取りなどの方の棺桶のサイズだったり火葬などはどうなるのかまとめてみました。
相撲取りや体格が大きい人の棺桶は特注?
【訃報】元横綱・曙太郎さんが心不全のため死去 54歳https://t.co/7dSTuk4szb
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 11, 2024
花田虎上、貴乃花ら「花の六三組」として1988年3月場所で初土俵を踏み、1993年3月場所で外国人力士初となる第64代横綱として土俵を踏んだ。2001年1月場所で引退し、03年にK-1出場を表明。プロレスラーとしても活躍した。 pic.twitter.com/uTpurrtffL
相撲取りなどの体格が大きい人の棺桶に関しては、基本的に特注サイズで作られるそうです。
通常サイズの棺桶としては、身長180cmで体重100キロまでなら通常のサイズの棺桶が使用されます。
体格が185センチで体重が100キロを超えていたり、150キロを超える場合も横幅の関係で特注になる可能性があるのだとか。
ただ、日本では棺桶は特注できてもそのサイズに適した火葬場が少ないのが現状。
実は棺桶の問題もそうですが、体格が大きい方の場合は火葬炉の問題についても考えなければならないようです。
相撲取りや体格が大きい人火葬はどうなるの?
第12話「体が大きい人の火葬」
このことに関しては、漫画「火葬場で働く僕の日常」という漫画でも描かれているので参考までに。
火葬場には、故人の体格に合わせて火葬炉があるのですが、全ての施設に大型炉などが常備されているわけではないので施設に確認が必要になります。
- 小型炉:子供や胎児など
- 標準型炉炉:標準的な炉
- 大型炉:通常より大きい炉(確認が必要)
- 特大炉:かなり大きい人用の炉(確認が必要)
また、施設によっては棺桶が入らない関係で、シーツや布団で火葬する場合があるそうです。
しかも、皮脂が多いということから火事などが起きる可能性があることから通常よりもゆっくりと火葬する必要があるのだとか。
過去の例でいうと、250kgの体系の方を火葬した場合、ゆっくりと弱火で3時間くらい掛かったという事例もあるそうです。
実は体が大きい人の火葬に関しては、過去に火事になった事件が何度かあったそうです。
体格が大きい人の火葬場で火事になった事例
オーストリアの火葬場
1例目は、2012年4月にオーストリア・グラーツ市で起きた火葬場全体が全焼してしまった火事になります。
この火災の原因は、体重200キロの女性を火葬したこと。
200キロの太った遺体が原因で遺体から出た脂肪に火が付いて空気炉を塞いでしまって内部に熱がこもって火が全体に回ってしまったのだとか。
写真で黒くなっている粘り気のある部分は脂肪が燃えた後なのだそうです。
そのため、太った方は火葬前に脂肪吸引など行う必要があるのではないかと議論されるようになったそうですよ。
2012年4月にオーストリア・グラーツ市の火葬場から出火。火は火葬場全体を包み、全焼するという事件が起こった。
ROCKET NEWS
アメリカの火葬場1
2例目は、2014年10月8日にアメリカバージニア州のリッチモンド南部で起きた火事になります。
この火事の原因も363キロの故人を火葬したのが原因。
火葬中に大量の高温油脂が出て、煙突から吹き出したことで屋根が火事になったそうです。
数分後に通報を受けて、消防隊が鎮火させたそうでその後、故人も無事に火葬されたのだとか。
米で体重363kgの遺体を火葬→大量の油脂で火災発生
ライブドアニュース
アメリカの火葬場2
3例目は、2017年4月26日にオハイオ州で起きた火災です。
この日も火元になったのは巨漢の故人でした。
ご遺体の脂肪分が火葬炉に回ってしまい、ひどい加熱状態た続いており消化までに2時間を費やしたそうです。
火葬場で火災が発生というもので、火元は巨漢の遺体。
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