ジブリ映画で大ヒット作品の「となりのトトロ」には、公式ポスターに謎の女の子が写っているということが噂されていました。
映画のポスターには、お姉ちゃんのサツキちゃんのような背丈の女の子が描かれているのですがどうやらサツキちゃんでもメイちゃんでもないようなんですよね。
果たして、となりのトトロのポスターに描かれている女の子は誰なのでしょうか。
この記事では、となりのトトロのポスターに描かれている女の子についてまとめてみました。
【となりのトトロ】ポスターの女の子は誰?
1988年4月に公開となってから今でも定期的に金曜ロードショーなどで放送されているジブリ映画「となりのトトロ」。
深堀りしていくと映画「となりのトトロ」はたくさん面白い点があるのですが、中でも不思議だと言われいるのがこちらの映画告知ポスターになります。
トトロと赤い傘を指した一見、サツキちゃんに見えるけど髪型がメイちゃんのようなツインテールの女の子が1人立っていますよね。
ちなみに、このシーンと同じカットに関しては作品内でも登場します。
こちらが、実際に映画内で使われているカットになります。
サツキがメイをおんぶしている姿を見ると、黄色のシャツ、オレンジのスカート、長靴、赤い傘と共通する点がいくつか見つけることができますよね。
バス停に注目してもポスターは「前沢行、稲荷前」映画では「七国山行、稲荷前」と表記が若干異なります。
てっきり、メイを探しに行くサツキを描いたものだと思った方もいると思います。
ではなぜ、公式ポスターにはサツキとメイではなく謎の女の子が描かれているのでしょうか。
【となりのトトロ】制作当初は女の子1人の予定だった
宮崎駿さんは制作前に映画のコンセプトをスケッチするイメージボードと呼ばれるスケッチを行います。
となりのトトロもイメージボードが作成されており、制作当初は1人の女の子だけの登場人物にする予定だったのだそうです。
ただし、作品を作っていく過程で2つのことが問題となり1人から2人の姉妹に設定が変更となりました。
【となりのトトロ】姉妹に変更になった2つの理由
同時上映の作品の影響
もともと、同時上映となっていた高畑勲監督の映画「火垂るの墓」の時間が60分から90分と長くなってしまいました。
宮崎駿監督の「となりのトトロ」も当初は、60分の中編作品として公開される予定だったのですが、火垂るの墓にライバル心をいだき80分以上にしたということのようです。
制作上の都合
もう一つが、1人よりも姉妹の方が制作上都合がよかったからということが変更になりました。
「雨のバス停でトトロの隣に立っているシーン」「庭で遊んでいてトトロに出会うシーン」などは、1人よりも2人の方が描きやすかったということだそうです。
確かに、一人で草むらをかけているいくというよりも追いかけっ子などの過程でトトロに出会う方が自然ですし、1人だったらバス停でトトロに会った瞬間、走って逃げていくかもしれませんもんね。
まとめ:となりのトトロのポスター
ジブリ映画「となりのトトロ」のポスターには、姉妹ではなく1人の女の子が描かれています。
制作当初は、1人だったようですが制作する過程で姉妹に変更となったことがわかりましたね。
もしかすると1人だった可能性あったと考えると、面白いエピソードだなと感じますし、何度も見返したくなりますね。
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