2022年11月11日に公開された新海誠監督の「すずめの戸締まり」
作品に登場する猫「ダイジン」がかわいそうという思った方も多いことがわかりました。
物語の中では嫌われ者として描かれているのにも関わらず、かわいそうと思った方の意見について注目してみました。
すずめの戸締まりのダイジンが嫌われている3つの理由
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映画「すずめの戸締まり」の中では、割りと嫌われ者の存在である猫のダイジン。
なぜ嫌われているかというと、何点かあると思う。
- 草太さんをイスに変えたこと
- 要石という役割を放棄して草太に押し付けた
- 作品中、ずっと逃げ続けていった
- ダイジンさえ、要石のままだったら何も怒らなかった
おそらく、考えられる理由としては結局、要石の役割を放棄したということにあると思う。
挙句の果てには、草太に要石の役割を写したということではないだろうか。
「すずめは好き」「お前じゃま」と草太をイスに変えてしまったこと。
閉じ氏としての役割を全うに行うことができなくなったのもダイジンが魔法で草太をイスに変えなかったら、そもそも大問題に発展しなかったであろうと思う。
東京での大地震でも「いっぱい○ぬね」とすずめ以外の人間がいなくなってもどうでもいいというような感じのことを話していたのも嫌われる理由の1つかもしれませんね。
そんな嫌われ者のダイジンに対して、逆に「かわいそう」という反応を持つ方もいらっしゃいます。
どうして「かわいそう」という反応になるかというと、ダイジン視点で見ているからかもしれません。
すずめの戸締まりのダイジンがかわいそう
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悪役的なポジションで登場するダイジンなんですが、「かわいそう」と思う方も多いと思います。
ダイジン視点で考えると悲しい運命を背負っていて、作品の中では誰よりも素直で純粋な存在なのではないかと思いました。
- 生まれながらに要石という役割を与えられ自由がない
- すずめと最初に会った時はげっそりしていた
- すずめから「かわいいうちの子になる?」と言われたのに「お前嫌い」と言われる
- すずめの一言で再びげっそりしてしまう
- 最後に再び要石に戻ってしまい、封印でいなくなってしまう
すずめ視点で考えるとダイジンはにくい存在だと思います。
でも、ダイジンは最初の登場でげっそりとやせ細っていましたよね。
おそらく、長崎にずっと要石としてい続けなければならなかった運命を自分でも理解していたのだと主ます。
作品ではほんの数週間で、再び要石に戻ってしまうのだけど、消えてしまう運命もどこか悟っていたのではないかと思いました。
みみずの力が増していたことやサダイジンの封印も溶けてしまった背景を考えると、最後にほんの数日でもいいからすずめと遊びたかったという思いがあったのではないでしょうか。
だけど、すずめからは「お前きらい」と言われて、結局自分は要石として役割を果たさないといけないんだろうなあと思ったはず。
できることなら、すずめと一緒に暮らしたかったと思うのですが、嫌われてしまったことが引き換えで要石に再び戻ってしまいました。
すずめの戸締まりのダイジンの悲しい結末に泣いた
ダイジン視点で考えると、「なぜ僕がいなくならなければならないんだろう」という感じに思ったのではないかと思いました。
ネット上の反応を見るとやっぱり、すべてを背負って要石に戻ったわけなので、完璧なハッピーエンドという感じはしませんでした。
ダイジンにも最後は報われてほしかったというのが、気持ち的にありますね。
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