
1983年から毎年放送される高校生のクイズ番組「高校生クイズ」。
実は2022年で42回を迎えるのですが、冠スポンサーであったLION(ライオン)がいなくなっているということがわかりました。
長年スポンサーを務めていたのになぜ離れてしまったのか気になっている方も多いと思います。
この記事では、高校生クイズでライオンがスポンサーを離れた理由について調査してみました。
【高校生クイズ】ライオンがスポンサーから消えてる?
1983年12月31日に第1回が放送されてから、2022年で42回を迎える高校生クイズ。
洗剤などで有名なLION(ライオン)さんが毎年スポンサーを務めていることから「高校生クイズ=ライオンスペシャル」という印象を持たれている方も多いと思います。
しかし、2022年にどうやらライオンさんがスポンサーを抜けているというウワサが出ていました。
ウワサは本当のようで、こちらにある画像のように、2021年にはあった「ライオンスペシャル」のロゴが2022年には消えてしまっていることがわかりました。
スポンサーから撤退したというのはどうやら本当のようです。
そもそも、ライオンがスポンサーになったのは第2回目からだったようで、当時ライオングループの社長の奥さんが「こういう番組にスポンサーしないとだめ!」と社長に助言したことからメインスポンサーとなっていたようですよ。
第2回から41回まで務めていたスポンサーを降りてしまったのはなぜなのでしょうか。
【高校生クイズ】ライオンがスポンサー撤退理由
高校生クイズからスポンサーであったライオンが消えている理由については、報道などされていませんでした。
ただ、過去に番組制作に関して揉めていたことや視聴率などが関係しているように思います。
ここからは、ライオンがスポンサーを離れた理由についていくつか紹介します。
スポンサーを外れた理由1:アンケートで炎上したから
ライオンが離れてしまった理由の1つが放送局である日本テレビに対して不信感を抱いているということが考えら得ます。
実は、日本テレビに対してスポンサーのライオンが不審に感じているということが2018頃に報道されていたことがありました。
当時、ネット上にアンケートを実施したことがあって、高校生に対し絵t「恋人の有無」「キスの経験」などを募っていたそうです。
こちらになりますね。
このことに対してネット上では物議となっていました。
その後、日本テレビは謝罪。
さらにスポンサーを務めるライオンは以下のようにコメントされていました。
このようなアンケート内容は、番組スポンサーとしては誠に遺憾に存じます。クイズ大会に応募された皆様や関係者の皆様に対し、不快な思いをさせてしまい、深くお詫びを申し上げます
引用元:J-cast
スポンサーを外れた理由2:ハイレベルすぎるから
高校生クイズの現在のようにハイレベルなスタイルになったのは2008年頃からでした。
2008年より以前は、結構視聴者でもわかりそうな問題などもあったり、みんなでワイワイ楽しむようなスタイルだったんですよね。
しかし近年は、【エリート、名門、東大、クイズ研究会】などという肩書きが増えたり問題のレベルもかなりレベルが高くなっているんですよね。
東京:早稲田高校
東京:開成高校
兵庫:灘高校
鹿児:ラ・サール高校
奈良:東大寺学園高校
埼玉:県立浦和高校
名門と呼ばれる学校が誕生したり、普通レベルの高校が出場しにくくなってしまいました。
どうやら、スポンサーであるライオンとしては、「体力」「運」の要素も生きてくるような昔のワイワイやる感じの雰囲気を望んでいたようなんですよね。
そのためなのか、近年では視聴率も6.9%(2020年)と低く視聴者離れも加速していっています。
“高校生クイズ”の視聴率は6・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)と、歴代最低を記録した。
引用元:デイリー新潮
ライオンだけでなく視聴者離れも加速したことが、スポンサーを離れる理由になったのかもしれませんね。
スポンサーを外れた理由3:参加高校が少なくなったから
もう一つは、レベルが高くなったことで参加する高校が少なくなったからです。
まず、90年代の全盛期だったころの参加人数なんですが、こちらをご覧ください。
こちらは第9回(1989年)の頃の参加人数になるのですが、全国から9万5000人ほど集まっているんですよね。
地方大会だけでも6000人規模の大イベントでした。
ところが、近年の高校生クイズの参加人数についてみてみると
9月放送!
全国1560チーム
4680人の高校生が参加し
日本一が決定👑今週末に情報解禁します❗️#高校生クイズ pic.twitter.com/DEIwLZPqZB
— 高校生クイズ2022【9月9日(金)よる7時!日テレ系公式】 (@quizNTV) August 23, 2022
全国1560チーム、4680人
と全盛期の地方大会の参加人数よりも少なくなっていることがわかりますよね。
少子化ということも関係しているのかもしれませんが、規模としては全盛期の20分の1となっているのは間違いありません。
先程紹介したように、クイズのハイレベル化や視聴者の興味などが減ってしまって、スポンサーとしてもこれ以上投資するのは厳しくなってきたのかもしれません。
先代から続いてスポンサーを続けてきたのですが、近年の状況も見て撤退したのかもしれませんね。
【高校生クイズ】ライオンのトロフィーやマスコットは?打ち切りの可能性も
高校生クイズといえば、ライオンのマスコットやライオンのトロフィーが使用されています。
しかし、これはスポンサーがライオンだったことから使われていたわけですよね。
結論からいうと、2022年のトロフィーやマスコットに関してはまだどうなるのかは明らかになっていません。
予告動画を見た感じですと商品やトロフィーといったことについては、まったく触れられていませんでした。
しれっと無くなっているように思うので、トロフィーに関してもライオンではなくなっている可能性が高いと思います。
当日の放送で確認するしかありませんが分かり次第追記します。
追記:ライオンのトロフィーはなかった
2022年9月9日に放送された高校生クイズでは、東京の開成高校が優勝されていました。
長年務めていたライオンさんがスポンサーを離れたということで、ライオンのマスコットやトロフィーは無くなっていることがわかりました。
ちなみに優勝で獲得した商品については
読売旅行さんより「世界研修旅行」
日本コカコーラさんより「ファンタ3フレーバー1年分」
優勝旗
となっていました。